30代の女(進行形)。

鈴木祥子「SWEET SERENITY」、まだ30代の女、より。

まだ30代の女のココロとカラダには、あたらしい愛や衝動がうずまいて いた。

まだ30代の女は、証明、がほしかった。

まだじぶんがキレイだとおもえる、コトバが。

 

今回のアルバムはとても「今現在の彼女」をシンプルに出しているのでしょうね。 年代が一回り以上違うけど年齢に伴う葛藤は個人的なものだろうし、共感しきれるかっていうとそうでもないですが、そのシンプルさは前作とはまた違うなと感じさせられます。 彼女のつくる歌には常に孤独(詞ではコドク、)がひたひたとしていて、 聞いていて実はそれが嫌じゃないのです。 けして抱擁力のある歌、ではないのですが(それはまた別のアーティストに求めるとして)。。 世間並みの幸せ、といわれる中にいても、 愛する人が近くにいても"コドク"を感じるのは自然だと思ってます。 それを否定でなく穏やかに肯定できるっていいじゃない。