光のあるところ

".... 人は光のあるところに向かうものだからです ...."

槙 文彦(建築家)

 

去年のテキストスクラップメモのなかにあったもの。

確か新聞か何かでだったと思うのですが、この方を知って

いたわけでもありませんでした。

実は、青山のスパイラルや幕張メッセ、ヒルサイドテラス

設計はこの方だったとついさっき知りました。

どこも以前からよく行っている場所だっていうのに。

(建築に詳しい方であればお分かりだったかもしれませんが・・・)

引用の前後がどのような内容であったかは思い出せなくて

おそらく建築に関係する話だったとは思います。

ドイツへ旅行へ行った際、いくつかの教会(Kirche)を見て

きました。教会=Kirche、大聖堂=Domと呼ぶんですね。

カトリックプロテスタント形式によっても、歴史的背景に

よってもそれぞれの地域・教会で異なります。

ただ、(建築素人として)思ったのは採光と空間は

見た所はどれも共通点があるのですね。

天上からの光を受け、それを仰ぐ場であること。

日本の寺院とは異なりますよね。

なぜ、自分が冒頭のテキストをメモしたのか。

物理的な意味だけでなく、おそらく精神的にも人には

そういう希求があるんだ、と思ったからかな。

鬱病を経験した知人は、「ある日真っ暗いトンネルに入って

しまったようだった」と話してくれました。

何が本人を長いトンネルから抜けることとなったのかは

詳しくはわかりません。おそらく、何かが光として

道が見えたのでしょう。