nothing gonna stop me from floating…
カセットテープ音源のいくつかをmp3変換するのをまた思い立ってやろうとしていますが、ああせっせとこんな風にダビングしてシート作っていたなと。
ここにあるTori Amosの曲はやっぱり今も好きで(これ作った後に出たアルバムももちろん好きだけど)、でもなぜか1曲別の曲が入ってる…
映画「Shine」(政府キャンペーンのあれではありません)のだ…しかもショパンじゃなくてリストだ…
気になる映画はわりとすぐ足を運んで観に行っていた頃でした。ちょっとこのところは単身で観に行っていないのですが、アンテナふらふらさせてないと、これは!!映画館で見る!という発熱が足りてないようです。SNSでは確かに話題作を見かけるのですが、自分から涌き出る熱量が足りてない(笑)
チョコレートドーナツは熱量あって観に行けたよい映画でした。またそんな風に映画に出会いたいものです。
なりたいもの
シューベルト 即興曲D.935
この曲のこの章の主題は、幼稚園(キリスト教系)に通っていたときに、お祈りの前に目をつむって手を組んでいたときに先生がピアノで弾いてくれていた曲だったと記憶。2年保育だったけれど、鳩の園章のバッジも、中庭にあった大きなイチョウの樹もその下にあるブランコも、小さなタイルでつくられた水飲み場もセキセイインコたちもすてきだった。
そんな時期の「おとなになったらなりたいもの」は、よくありがちな「ようちえんのせんせい」「ピアノのせんせい」だった。それ以降、記憶にある限り、私は「大きくなったら○○という職業、仕事のできる人になりたい」と宣言したことがない・・・。夢を形として言えない子だったんだなーー。しいていえば、生物系工学を学ぶ道に行ってみたいというのはあった。でもたぶん大学選択が正解だったとも思えないんだけど、生物学は好きだったし新しいことを知るのは面白かった。超氷河期と言われた就活によって、当時需要が高まっていたシステムエンジニアという方向に行って、それで給料をいただいて今に至る。子どもに教える道はやはり向いていなかったなと子育てをしている今ほんとに思う。
子どもたちは自由にぽんぽんとそのときそのときであこがれた職業なり何かをする人何かになれる人、というのを口に出していて、ほんといいなと思う。でも、はっきりとそういうことが言えなくても、大丈夫だよ。なんて自信たっぷりには言えないけど。
トルコ行進曲とエリーゼのために
鈴木祥子さんのライブから、DSD音源が発表されてせっかくなのでDSDで聴いたのですが、そのうちの1曲にモーツァルトのトルコ行進曲の演奏が入っていた。軽やかに、そして、爪のあたる音も、ペダルもクリアに聞こえてきてて、最後の笑い声もライブらしくてよかった。そんな曲中で、ある#が気になったのは、自分も弾いていたからか。手元には楽譜なんてない。でも今では便利な世の中でペトルッチ楽譜ライブラリー のおかげで楽譜も手に入る・・・むくむくと弾きたくなり、休日のみんな寝静まった夜中に電子ピアノの蓋を開く。指がもつれそうにほんと衰えまくっているけれども、弾いた音楽は、しばらくぶりにまともに弾くのも躊躇しなくてすむ親しみがあってありがたい。夜中に眠気も覚めて弾いていたら、眠れなくなったけれど、ほんと楽しくなってしまった。
同じく、「エリーゼのために」も小学生でいっぱい弾ける子いるし、私も昔、この2曲は弾いたけれども、自分の子どもたちが耳にして曲名を知り、弾いて!と言ってくれた曲の一つで、昨年後半はなんだかやっと弾いてあげられる機会が増えた。「アイネクライネナハトムジーク」も過去の連弾演奏を聴かせてみたら、知ってる!この曲!!と盛り上がった。「365日の紙飛行機」というAKB48の曲を覚えてきた子がせがむので、楽譜ぷりんとで購入した弾き語りの楽譜演奏も、お迎えから帰宅して、あわただしい中で、宿題だとか夕食だとかお風呂だとかとタイトな中でも、子どもたちが大熱唱したりと楽しんでくれたひとときだった。
・・・・でも、一人で誰の邪魔にもならずに弾けるって楽しいね。
実家暮らしだった私は、社会人になって実家で平日夜や休日昼間弾くのはかなり躊躇してしまった。だから、ネットで見つけた、池袋のピアノ練習室を借りてときどき退社後行ったりした。回りは音大生かほんとばしばし弾いてるのが部屋から漏れ聞こえてきてたけど、家族を気にせず弾けるのを楽しんだりしてた。そんなときをふと思い出した。
今年は自分なりに弾いてときどきそれで元気になりながらやっていきたいと思う。素朴な欲求。