She Sings A Song in Winter
なんとなく、小谷美紗子の冬の季節の曲を思い出した次に・・
Little Love
Word by 西尾佐栄子 Music by Shoko Suzuki
子供の頃から ずっと得意な
トナカイの歌を 口ずさんで
踏み切り また
電車が 夜風を起こせば
コートの裾 押えて
ねぇ
Just A Little Love, Just A Little Love
逢いたい
せつなさも ときめきに感じて
ひとりきりでいる時も私
優しくなれる
・・・・・・・
ムーンダンスダイナーで
Word by 川村真澄 Music by Shoko Suzuki
青いネオンが揺れる
黄昏のムーンダンスダイナー
誰かを待ってるシェパード
鼻先にちらつく雪
人生はひとつでも
生き方ならいくつもあるから
しばらくは泣いていよう
瞳閉じて 頬杖ついて
・・・・・・・
歌詞はどちらも現在と違って彼女と別の人が作っているので
最近の曲とはやっぱり雰囲気も違いますね。
歌い方も言葉も、年齢であったり経験というものが
変わりゆく部分も変わらない部分を作り出していくのだと思います。
リスナーにとってみれば、それが「変わった後はあんまり好きじゃない」
や「昔の歌をやっぱり歌ってほしい」という気持ちになるのもあるわけですが。
全然変わらない、ってことはないですしね。
ファンの(ある意味で)固定された理想イメージに応え続けることが
本人の本意ではないと思いますし。
クラシックでも作曲家や演奏家の若い頃と晩年の作品・演奏が
変化し続けてゆくならではの魅力もあると思います。
近年のライブアルバム「I WAS THERE, I'M HERE」でこの
「ムーンダンスダイナーで」を再び聞いたとき、懐かしさもあるけれど
”人生はひとつでも 生き方ならいくつもあるから”というフレーズが
彼女の現在の表現と何か重なるものを感じたのは
わたし個人だけかもしれませんが、そういう感じ方もまたよいのでは
ないでしょうか・・・・