小川洋子と谷村志穂
作家がいます。
「博士の愛した数式」(新潮社, 2003)という小説でその名が
さらに広く知られることとなったのですが、わたしが知ったのは
1994年に「密やかな結晶」(講談社,1994)。
その後もひっそり好んで読んできたのですが、ここまで話題に
のぼるのは芥川賞受賞以降そう多くなかったのではと思います。
その「博士の愛した数式」もついに映画化。
今月の東京国際映画祭でも上映されます。
応援されていることでしょう。
一方、谷村志穂さんの作品とは1991年、「十四歳のエンゲージ」
(東京書籍, 1991)という小説がきっかけです。
大学で動物関係の勉強をしていたこともあって、生物学的な話も
多いし、小説の中にもところどころで出てくるのですが、
最近の話は女性のもろさと強さとうまく合わさって、読んでて
自分が励まされるような気がします。
数年前に「海猫」が映画になりましたよね。
そうやってメディアで話題になる以前に、知ってたし
好きなんだよ~とか心の内で言ってみたりするのですが・・・
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