深き心の底より~小川洋子
「アンネ・フランクの記憶」、「海」に引き続き、文庫でエッセイ集
「深き心の底より 」が空港の本屋にありました。
なので旅のお供に一冊。
今でこそ「博士の愛した数式」その物語はここから生まれた!
という帯がつくのは妥当なのかもしれませんが、あのヒットが
なければここまで文庫化されるスピードは促進されなかったのかも・・・
まだまだ書籍化あるいは文庫化されていない作品があるのだとすれば
出版社としてはオイシイ話なのかもしれませんね。下世話な話。
本編と外れますが、買ったときに挟まれていた栞には
松下幸之助の言葉が。
道
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず
歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。
PHP研究所らしい栞というか・・・
よく四字熟語の解説とかクイズとかありますよね?
でもちょっと自分の今の状況には沁みる言葉でした。