かろやかな翼ある風の歌
立原道造は詩人ですが、小説も遺していました。
彼という詩人を知った学生時代、学校の図書館の
文学ジャンルの隅に、分厚い全集がありました。
ちょうどその頃、彼の詩を知って音楽のついた歌を歌ってて
もっと彼の作品を見てみたかったので全集をめくっていた
ところ、ひとつの小説を見つけたのでした。
かろやかな翼ある風の歌
たしか主人公である青年がひとりの少女に出会い
くちづけを交わしたとき、ひとつの風となっていろんな地を
かけぬけてゆく物語・・・
というファンタジーでした。
最近出版されているそうです。
「いま」と「ここ」にはないものへむけて
夢みられた透明なことばの構築---
死への傾斜と生への意思とが交錯する
詩人建築家の短い生涯の全貌が明らかになる!
立原道造全集 全5巻
その第一巻に収められているようですね。
二冊の詩集『萱草に寄す』『暁と夕の詩』をはじめ、生前に発表された詩篇、詩作と並行して書き続けられた物語作品、旧制中学から高校時代までの短歌、中学時代の短期間に発表された戯曲、後年のわずかな俳句、など、発表されたすべての創作を収める。
なかなか興味深いですよ。
自分では買えないので図書館などで読めたらいいですね。
ひさびさに立原道造のことでWebを見ていたら
「盛岡ノート 」という作品があるのですね。