25歳の女は(天国につづく電車で)
アルバム「あたらしい愛の詩」(名盤。)より、「25歳の女は」。
パーコレートして、インジェクトして、ぜんぶ バタークリームにして。
いきたい 場所は、そこ。
灯りを 消して、リズムに のって、すべて 忘れて、 愛だ。
このアルバムで「この愛を」に始まり、中程でこの曲、最後、「帰郷」~「あたらしい愛の詩」で終わるのが個人的に素晴らしいと思ってます。
で、30代につづき、25歳のオンナ。
シチュエーションは違うのですが、こののめり込む感じには頷けてました、かつて。
東京駅のホームからある路線で幾度となく向かった事を思い出させてくれるし。
歌詞のように渡り歩くのはともかく、恋愛にのめる、ってこと一生のうちであっていいのでは。
いっそバタークリームになってしまえ、って。
ちょっとそんな自堕落気味な己もまた、「あたし」なんでしょうね。
初期の鈴木祥子さんの作品も好きでしたが、
だんだんと生々しく葛藤に揺れる作品が出てきたから今も好きでいられるのかも。
中には、彼女の生い立ち、私生活を知りたくなる方も
いるようですが(歌詞や言動で確かにドキッとするんだろうけど。
彼女に思いを寄せる異性に多いのかな?)、個人的な情景であれ、
フィクションであれ、「女の子ってね」であれ、
いい歌として産み出されるコトに期待していればいいかな、
と私は思ってます。
それにしても、このアルバムで「愛」「自由」「孤独」が歌詞にもよく表れてて興味深いです。