わたしたちのカメムシずかん やっかいものが宝ものになった話
福音館書店 たくさんのふしぎ2016年11月号は、前エントリでもふれた、はたこうしろうさん作画による「わたしたちのカメムシずかん やっかいものが宝ものになった話」です。
実際に、ある小学校でカメムシの収集、そして、専門家の協力もあってのお話が下敷きになっていて、元気いっぱいな小学生がいっぱい描かれています。
はたさんの描く少年少女、ほんと元気でかわいい。
カメムシ、くさいにおい、パクチーの香りと成分が同じ・・・というくらいでしかない、カメムシへの印象でしたが、この本の中でも、たしかに厄介者だというはじまりから、校長先生による「カメムシはかせになろう」という提案からだんだんと子どもたちがあちこちで見つけてはうれしそうに知らせにくる様子が描かれています。
正解はあるの?叱り方(母の友2016年9月号)
『PHPのびのび子育て「早く!」をやめると、自分でやる力が育つ』に引き続いてつい、買ってみましたが(本当は五十嵐大介さん絵のこどものともを買おうと絵本専門店に行ったつもりが。)、やっぱりこのあたりの子育ての悩みは自分に多分にあるんだろうなぁと思います。
”正解はあるの?叱り方”
続きを読むあめのひのかえりみち
こどものともにて、五十嵐大介さんの絵による本が9月号で発売になると知ってたのに、買い求めたときには書店に在庫がなく・・・しばらくしてから手にすることができました。
私が五十嵐大介さんを知ったのは、「いつも となりに ねこじゃらし」でした。
それから漫画作品を少しずつ買い求めて読んできています。
今回は、男の子兄弟をお母さんが保育園に迎えにいった帰り道、雨とともにというお話。雨の色が特徴的で、そう…けぶるような雨の日のどよんとした空気までもが伝わってくるような。
びしょぬれになっても・・今日はいいか、というようなお母さんの表情も。
実際、五十嵐さんはお子さんがいらっしゃるそうで、これから先もこんなふうに子どもの風景を描かれるのを楽しみにしています。
作者の岩井真木さんのプロフィールでは、保育にも携わっているそうで、見返したら、「からだえん サーカスだん」(絵は山村浩二さん)もそうでした。
からだえんのほうも、幼稚園(保育園)のような「からだえん」に行くと、先生たちが子どもたちとサーカスのようにいろんな動きをしてもりあがって行く楽しい様子が描かれています。・・・あ。誰かの落書きが。。
「いそあそび しようよ!」「かむんだよ」
図書館で「いそあそび しようよ!」が夏の特集の書架にあったので
借りたのですが、このかわいい、元気いっぱいな絵は・・・と思ったら、
以前購読していたちいさなかがくのともの「かむんだよ」のはたこうしろうさんでした(パートナーはおーなり由子さんなんだ・・・!)。
いそあそびしようよ!、では、タイドプール(潮だまり)での発見、アオウミウシだあ!という喜びも描かれていて見ていて楽しくなる絵本。
ちょうど夏休みに旅行で行った先でも、子どもたちは飽きもせずいろいろな魚ややどかりを見て楽しんできました。
かむんだよ、は、歯、歯でかむこと、力を出すときに歯にぐっと力を入れたりすること、などをテーマとした絵本ですが、子どもたちの表情も小野寺悦子さんのことばたちも豊かに描かれています。
来月のたくさんのふしぎの配本でもはたこうしろうさんの作品だそう。
「わたしたちのカメムシずかん~やっかいものが、宝ものになった話」
くさい虫、カメムシ。学校のまわりで探してみたら、37 種も見つかった。宝石みたいなカメムシもいたよ。どんな図鑑ができるかな?
文は鈴木梅花さん。